■子どもに憑依はあるのか?
子どもの霊障で最初に思い浮かぶのが、映画の「エクソシスト」です。
ストーリーもそうですが、とにかく視覚的にコワい映画だったと、未だに記憶しています。
あくまでも映画の世界なので、あれほど大袈裟な心霊現象はまず有り得ませんが、子どもに取り憑く怨霊は現実の世界でも起きています。
■不自然な言動に注意
最初に子どもが身辺で起きたことを話すのが両親です。
たまに突拍子もないことを子どもに言われて、親御さんは真面目に聞いていないかもしれません。子どもの想像力は豊かですし、大人と違って固定観念がありませんから、話の内容を理解するのが難しいときもあります。
ただ、気をつけていただきたいのが、いつもと違ったミスが続くときです。
子どもはしっかりと覚えているはずなのに、失敗を連発してしまうと叱ってしまう親御さんもいるでしょう。
しかし、この失態に一番ショックを受けているのはお子さんなのです。
■子どもの話を聴く
先ずはお子さんに何が起きているのかをしっかり耳を傾けてあげてください。
ミスの原因に本人が気がついていれば、特に問題はありません。
しかし、「何がどうしてこうなってしまうのか?」というように、本人がまったく意図していない状況が続いてしまっているときは注意が必要です。
お子さんから状況を聴き出すためにも、最初に「怒ることはしないから、正直に話してね」など、自分の味方であるという姿勢を見せておく方が効果的でしょう。
■身の回りに起きている現象を知る
お子さんに起きている状況を聞き出すと、本人の思考回路が自分の意志でコントロール出来ていないという共通項が浮かんできます。
この場合はほぼ霊障といっても間違いないでしょう。
すぐに以下の方法で除霊を行うようにしてください。
- 背中を軽く叩いてあげる
- 呼吸法(鼻から吸って口から吐き出す)で邪気を肉体から取り出す
- バスタブに粗塩を入れて入浴
それでも脱けきらないときは、専門家の施術を受けられることをお勧めします。
■憑依体質にならないために
子どもは非常に素直であり、成長過程では何でも受け入れようとしてしまいます。また思春期は情緒不安定になりやすく、ふさぎ込みがちな人ほどネガティブ思考から邪気を呼び込みやすくなります。
コンディションによっては、大人よりも霊を受け入れてしまうことになるのです。
たいていは一泊二日程度で憑依霊は肉体から脱けていくものですが、ヘビーな邪気を持っている霊であれば霊障も重たくしてしまいます。
あまり神経質になる必要は無いものの、子どもならではの特質と状況を言葉で表現しづらいこともあり、いつもと違うなと感じられたときだけお子さんを気遣っていただければと思います。